空洞化に勝てるか?

大岡 敏孝

2006年10月18日 23:24



今日も外回りをしていたのですが、ある会社で厳しく産業空洞化に対する指摘がありました。

私もこのことは一番心配しています。浜松市では今まで産業政策を言えるものをやってきていないので、いまになってこれまでの問題が一気に噴出したと言うことでしょう。

やはり、ホンダがオートバイ製造をやめてしまうと言うこと、そしてヤマハがグランドピアノ作りをやめてしまうと言うことは、精神的にも、産業的にも大きな痛手です。実際、下請けさんも含めて産業の地図は大きく変わることになるでしょう。

私は、まずはヒアリングから始めるべきだと思います。現場がどんな問題を抱えているか、どんなビジョンを持っていて何を行政に期待しているか、ともに解決できる課題はどういうものがあるか・・・これまでなにもしていなかったので、逆に言えば宝の山のはずです。

このまま何もしなければ、浜松は「産業都市」という看板をはずすことになるでしょう。無為無策だけど、悪いことはしないという市長をどう評価するか・・・これは人によって微妙な問題でしょうが、私は経営者として失格だと思っています。

いよいよ29日の行革審では市長も出てくるようですが、遅きに失しているのではないでしょうか?本当に改革する気持ちがあるなら、もっと早い時期に出て行って、直接話を聞くべきではなかったでしょうか?

これとまったく同じことが産業政策です。本気なら、まずは自分で声を集めるべきです。

そろそろ、総理大臣の真似事をする市長さんから、本当に市民と同じ目線に立ち、産業のこと、暮らしのこと、教育のことを一緒に考える、経営者としての市長さんを作らなければなりませんね。

がんばります。