いじめ問題と国防

大岡 敏孝

2006年11月02日 11:58



エアフェスタ、すごかったですね。

写真つきブログだと、飛行機が飛んでいる写真を撮りたいんですが・・・携帯ではうまく撮れません。
ということで、毎回出席している懇親会の風景を。

今年は米軍機も来たとか。私は見られなかったんですが、F/A-18(ホーネット)が飛んだみたいですね。これ、ご存知の通り、艦載機です。艦載機といえば、F-14(トムキャット)。トップガンで一躍誰もが知るようになった羽根が動く名機です。これは先日、アメリカ海軍から全機が引退したとか。

私は機械モノが好きなので、調べだすと面白くて寝るのを忘れてしまうんですが・・・。

それはさておき、国防の話になるといつも出るのが「そんなの世界中から武器を無くせば、国防なんて要らない。死ぬ人も出ないし、ムダ使いもなくなる」という話ですね。それはその通り。

私も世界中から戦争や武器が無くなることは政治が追い求め続けるべき理想だと思っています。

ただ、それがすぐに実現するかどうかは別の話。実際おとなりの中国は、どこに攻め込むつもりなのか、軍事費は毎年膨張しています。そういったことを念頭に、わが国をどう守るかは常に議論を重ねなければなりません。

平和を求めるのも政治の理想、同時に何があっても国家、国民を守りきる準備を進めるのも政治の責任ですね。

とまあこんなことを書いていて、似ているなあと思うのがいじめの問題。

「いじめをするやつを無くせば、いじめ問題や自殺はなくなる。」それはそのとおりです。

じゃあどうやっていじめをするやつを無くすのか。学校側でいじめをした生徒、いじめをしそうな生徒をどんどん逮捕して特別な学校に入れる?それ、いいですね。でも時間がかかりそうです。

いじめなんて猿の世界にもあるし、おそらくカエサルの時代にも三国志の時代にも江戸の天下泰平の時代にもあったんですね。だんだん陰湿になっているとかの性質の違いはあれ、これは未来永劫変わらない気がします。

やはりそれに対して、子どもを守るのは、第一には親の責任。子どもを育てる過程においてしっかりと子どもを見てあげて、心も体も強い子どもにすることが第一です。

でも運悪くいじめにあってしまった場合、しっかりと話を聞いてやる、場合によっては親が相手の家に行って話しをする、学校にも問題提起するなど、子どもから見て「お父さん、お母さんが自分のことで必死になってがんばっている」ことを見せることではないでしょうか?

いじめは「あるもの」だと思って、そうなっても子どもをしっかり守ってあげる心構え、そしていじめにあわない、いじめにめげない子どもを育てる、これこそ「親」の証明だと思っています。

小中学校や高校なんて、心も体も成長する時期ですからいろいろ不安定なんですよね。いじめるやつが急にいじめられっこになったり。因果応報ですね。そういうものも、循環してるんです。

とにかく、信頼ある「親子関係」をしっかりサポートできる体制を、政治は作ってゆきたいと思っています。いじめたほうが損をする、ということをわからせる徹底した厳しい対応も必要だと思っています。

そう考えると、国防の議論と、いじめの議論は似ていますね。

ちなみに私、明日11月3日(金)の午後7時から、福祉交流センターで「ストップ・ザ・いじめ」フォーラムに出席します。自分なりの考えをお伝えするつもりですが、以上のようなことを言ったら、浮きまくったりして・・・ちょっと心配ですが、自分らしくやろうと思います。

時間がある方は是非お見えください。楽しみにしています。