昨日は河合純一君(
http://www.kenmedia.jp/movies/yume/kawai.html)と遅くまで飲んで・・・結局更新できませんでした。すみません。
ちょっと太ったかな?今は舞阪中学校の先生をやっています。
来年の参議院選挙に出るとか言ううわさが飛んで、いろいろ大変だったようです。
「いやあ、僕なんかではとてもとても・・・」なんていいながら、まんざらでもなさそうでした。
「何のために教師をやってるの?」「自分の経験や思いを伝えるのは、一つの中学校の限られたクラスの生徒だけでいいの?」「普通の先生ではできない、君にしかできないこと、ってのがあると思うし、それを生かす場所は教師だけなの?」なんて、ちょいと誘導尋問っぽいことを聞いていったのですが・・・あんまりやると、答えが決まってしまうので、「とにかくお互いがんばろう!僕ができる応援は全部やるから、河合君、がんばってね!」と言うことで終わらせておきました。(ということにしておいてください。)
ご存知のとおり、彼は全盲です。その彼が人一倍夢を持ってがんばっているところを見ると、我々も勇気がわいてきます。私も、良い後輩を持ったものです。
先輩である私がまず、「政界復帰をかけた再チャレンジ・再スタート」でがんばっているところを見せなければ!と思いました。
実家が河合さんのうちの近所で弟が同級生です。彼があんなに有名になるとは思っていなかったです。
今日、なぜ地域の普通の学校に障害児は通ってはいけないのか?という話をしていました。
娘たちの行った幼稚園は、あたりまえに車椅子の子がいて、あたりまえに歩けない子がいて、あたりまえに、みんなとは違う考え方、感じ方をする子がいます。
他の幼稚園で受け入れてもらえなかった子達が、遠路はるばる通ってきています。
長女も他の幼稚園は受け入れてもらえませんでした。
でも、普通に小学校に入れましたが、今は先ごろ出来た特別支援室のお陰で、学校にいけるようになりました。
でも、それは、基本的には普通学級でやってはいけるけど、今は事情があって行けないでいるから。という但し書きがついています。
車椅子だから、という理由で地域の学校に拒否されて、しかたなく、受け入れてもらえる学校を探して引っ越した人もいます。
ダウン症だけど、小さい頃からの友だちと一緒に学校に生かせてやりたいのに、発達学級がないので、それがある学校に行ってくださいといわれて絶望的になっている人もいます。
理由は、市の財政が足りないから、その子専用の先生を準備できないから。
国のそれと同じで、普通の市民には、家庭の主婦がやっているように、無駄を無くせば使えるお金はあるでしょう!?って思うのですが。
社会に出て初めて障害をもった人に接したら、すでに純粋さにかけている年齢であれば、もうその間に高い壁が作られてしまっているのにな。
大切な成長過程で、これが普通なんだ、という風景を体験させてやることのほうが、申し訳ないけれど勉強より大事じゃないかと思ってしまいます。
娘は時々支援室出て教室に行きます。
クラスの子たちは、ありのままの娘を受け入れてくれる、その行動は奇異ではなく、あたりまえの風景であると思っていてくれます。
2~3年かかって出来た雰囲気です。
河合先生が、国政に出られることでどうなるのかはわかりませんが、
少なくとも、何かしらハンディキャップの有る方が普通にあたりまえにいて当然の社会に少しでも早く日本がなるといいな、なんて思いました。
かかさん、いろいろコメントありがとうございます。
まさにおっしゃるとおりですね。財政が足りないから障害者を受け入れられないなんて、本末転倒もいいところです。じゃあ何のために政治があるんですか?採算ベースに乗らないことでも、社会に必要なことだから、政治が手を出さなければならないんだと思います。
いったい何を考えているのか・・・改革しなければならないところはたくさんありますね。
ちなみに私が昨年までPTA会長をやっていた幼稚園は、障害者も、外国人も、いろんな子どもたちを受け入れています。それが普通なんです。いろんな人が周りにいるのが、社会なんです。そういうことを子どもに教えてあげられないでどうするんでしょうか?そんなことも知らないエリートを作って、どうするんでしょうか?結局社会には役に立たない、エゴの塊のような人物を作るだけだと思っています。
河合君はどうなるかはわかりませんが、少なくとも肌の実感としては、私以上に障害者の立場を知っています。もちろん私も理解しようと努力していますが、彼以上には絶対になれません。
どんな形であれ、河合君が活躍することを応援したいと思っています。
お返事ありがとうございます。
何かしら持った子供の親になれて、世の中の大事なものに気づくことができたこの人生をすごく気に入っている今日この頃です。
大事なことがすっぽり抜けている人(肩書きだったりお金だったりだけしか信じられない人)が上に立っている以上、”いい国”にはならないのかな?と思います。
情をちゃんと理解している人がせめて半分いてくれたらなぁー。
河合先生に限らず、もっとたくさんの方が、社会に出られる世の中になって欲しいです。
わたしは、そういう子供を育てているんだな。って責任を感じます。
前の記事
次の記事
写真一覧をみる