第二名神

第二名神

今日から第二名神が開通したようです。

写真は、私の実家のすぐ近くにできたインターです。他からの引用ですが、どうやら雪が降ったようですね。しばらく実家に行っていないので・・・せっかく新しい道ができたので、この第二名神を通りがてら、実家に行きたいものです。2月3月の議会が終わったら、ちょっと息抜きに走りに行って見ようかと思っています。

さて、道路特定財源の問題も・・・国会で議論していますが・・・どうなるんでしょうか?

私の意見としては、このまま道路特定財源としてガソリン税を残すのではなく、税率はそのままであっても(本当は少し下げてもらいたいですが・・・)、暫定税率部分は地方一般財源としてもらいたいと思っています。

ですから、自民党のようにとにかく今のままあと10年も道路のみの財源(とは言ってもいろいろ理屈を付けて、無駄なものや目的に合致しないものに使っているようですが・・・)という案には反対ですし、民主党のように「ガソリンを25円値下げします隊」のような馬鹿げた子どもだましに乗るつもりはありません。もっと本質的な議論をしてもらいたいと思っています。そういう意味では、自民党が出した「つなぎ法案」をいったん通して、その上で本格的な議論をすると言うのが・・・今思えばもっともよい方法だったのではないかと思っています。もちろんそれは、期限切れを分かっていながら議論してこなかったと言うことには反省していただいた上でですけど。

冬柴大臣が「救急車を通すためにも道路が必要なんです」とおっしゃっていましたが、大臣はその救急車が向かう先の病院の現状をご存知なんでしょうか?静岡県も大変ひどい状況で、浜松は幸い病院も多く、医療も充実していますが、天竜川を渡った先の中東遠はひどい状況です。もし大臣が医療優先、市民生活優先とおっしゃるのなら、なおさら暫定税率の一部を地方の一般財源にしてもらって、地域の判断で、医療の向上や市民の安心確保に使わせてもらいたいと思っています。民主党も25円値下げという目先のみの軽薄な議論ではなく、大臣発言を逆手に取ったような突込みができないのか残念に思いますね。

3月末の期限切れまであと1ヶ月ですが、議論するには充分とは言えない期間です。しかし自民と民主で合意して、3月末までに結論を出すと言った以上は、しっかりと審議時間を確保して、議論を深めていただきたいと思っています。

実は静岡県政を見ても、期限切れがせまっていて、税率を上乗せして頂いている税金の問題があります。それは、県内企業にお願いしている、法人事業税の超過課税です。

この税金は昭和54年から適用して、5年ごとに延長して来たのですが、来年の3月に今期の期限を迎えます。しかしながら、まだ議論が始まっていません。私は県議としての責任として、今回の3月議会の本会議質問で取り上げる予定です。

もちろん要求する方向は「今期で超過課税を廃止」です。この超過課税で入る税金は約70億。ちなみに、浜松の行革審が一年間で改革によって捻出した財源は83億。超過課税をやめても、徹底して改革をすれば、充分出せる金額です。

国政の議論も・・・こうした事のように、では道路行政の改革はどうするのか、国交省の改革はどうするのかということも議論の対象にしてもらいたいと思っています。「道路公団民営化」のときも、結局「民営化」という言葉だけがほしかったために、肝心な部分の議論がされず、ムダな道路も全部作ると言う結果を招きました。私は今でも今回のような道路公団民営化には大反対です。

同じ轍を踏まないためにも、私たちも国会の議論をしっかりと注目しなければなりませんね。


この記事へのコメント
★第二名神の開通は良かったと思います。
基幹道路の必要性はまだまだあると思います。通るべきところ(交通量の多いところ)にノンストップの高規格道路があるのは、経済の発展、安全安心、さらに省エネルギーにつながりますよね。

> 民主党のように「ガソリンを25円値下げします隊」のような馬鹿げた子どもだましに・・
の表現には反対です。大岡さん自身が、マスコミのうわべの論議に騙されているようにしか聞こえません。本質論は以下のようなものだと思います。

①50年前には日本の道路は全く足りなかったので道路特定財源ができた
②34年前には日本列島改造で、さらに建設を加速する必要があり暫定税率ができた。
③現在では日本は道路過剰状態なので道路特定財源そのものを見直し、一般財源化すべき
④暫定は暫定でしかないので、この機会に廃止するべき

ガソリンの値下げは④の結果の話しです。もちろん④の支持を得るために、暫定を無くせば、結果としてガソリンが下がります・・という説明をしたいのは許してあげるべきでしょう。そうしないと、④が実現しにくい状況ですから。

ガソリン代を下げることは経済政策にもなります。今の状況をみれば、あのブッシュダイトウリョウですら経済施策をしっかり打ち出しました。日本が何も出来ていない以上、付帯効果が期待できる④をやらない手はありません。本来はもちろん別の支援策を考えるべきですが、予算がないんですから、④が結果的には一番ですね。

一方でガソリンを下げるとCO2に良くないという議論をしたおバカな政治家がいました。これは省資源省エネを話せばなんでも許されるという甘えた考えだと思います。これについてもCO2対策は別にしっかり国策としてやるべきことです。

ガソリンが上がっても皆、東名で帰省したんです。新幹線で一家4人が移動すれば、お金がもっとかかりますから。ガソリンが高くなったから、CO2排出削減に繋がったなんていう、風が吹けば桶屋が・・のような、とんでもない発言をマスコミが何で批判しないんでしょうか。

ではでは。
Posted by 秋山雅弘 at 2008年02月24日 10:19
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
第二名神
    コメント(1)