5月臨時会

5月臨時会

少し時間がたってしまいましたが、5月臨時県議会を開きました。

今回のテーマは、やはり復興支援です。

私は新しい任期で最初の質問に立ち、復興支援の姿勢や節電対策、それと県内の津波対策について知事に質問しました。

復興支援については、「県職員全員が一度は被災地に入り、肌で現場を体感すべき」と主張しましたが、知事は明確には答えませんでしたね。
どうやら、現場の迷惑になる事を心配しているようですが・・・そんな事はないし、そんな事があってはならないと思っています。

公務員が行くのですから、個人で行くにしても事前準備もしっかりやるべきだし、やれなければ静岡がいざという時に役に立ちません。一人でも多く、役に立つ公務員を育てる意味でも、業務派遣でもボランティアでもどちらでもいいので、かならず一度は現場を感じ、地震の恐ろしさと復興支援の熱意を体感してくるべきだと思います。

そういう質問をする以上、私自身は誰よりも現場を知っておきたいと思い、先日2度目の被災地入りをしました。

今度は牡鹿半島に入り、現地の地区長さんや漁協の組合長さんたちといろいろ打ち合わせをし、同時に汗を流してきました。

被災地はいまだに御覧の通りですが・・・(これが2カ月以上たった状況です。いまだにこんな感じです。)
すでに、避難所なり親戚の家に避難している人たちの生活は落ち着きを取り戻しています。もちろん、多くの不自由はあります。それらは、被災者の皆さんが辛抱しているのです。

一方で、行政支援は安定化し、今後は民間中心の支援が期待されています。それは、皆さんが自分たち、あるいは自分の会社にできる事をやると言う事です。

牡鹿半島では、日本の古き良き田舎らしくて好感を持ったのですが、自分たちの生活は辛抱するが、地の神様を祭る神社が倒壊したのが気になるらしく、なんとかみんなで力を合わせて再興しようと言う動きになっています。

労力や宮大工さんは、地元の人たちや、その人脈で何とかなるのですが、すぐに使える木がないので困っているとのこと。私は早速自分なりの人脈を頼って、なんとか力になれないかと動いています。

皆様の中にも木材を寄付してもいいと言う方がいらっしゃったら、ぜひお願いします。

また、こうした民間レベルの支援はいくらでも見つかります。
今回の被災地支援は長期戦になりそうですが、大きくても小さくても、出来る事をひとつずつやると言うのが一番力になると思います。

私も自分の事、自分の県の事のように思って、東北の支援を進めたいと思います。


この記事へのコメント
初めまして。 平山と申します。
(西原文武氏から話を聞いているかも知れませんが) スズキ単独ボランティアの者です。

ぶしつけな投稿と成ります事、先にお詫びします。

大岡殿は政治家です。
私の様な民間は、己がどう動くか?と考え、周囲に伝える程度が精一杯ですが、
政治家は、皆がどの様に動くべきか? 方向性を見出し、周囲を動かす策を講じる立場と考えます。
選挙で選ばれた者として、求められる立ち振る舞いが違うのです。

5/25の日誌では、県の消極性は伝わっても、それを打破する貴殿の熱意は読み取れませんでした。
「思い」を語るのは鳩ポッポ達で充分です。
県が躊躇する真因が何なのか? ではそれを解消する手立て・方向性は何処なのか? 「何故」を5回繰り返して改善策を提示すべきです。

今、被災地が必要としているのは継続的支援の人海戦術と、地元雇用の創出と考えます。
前者は、貴殿が知事に提言した全職員の派遣、それを交代制で行ない、更に県民に公募すれば、長期的に実現出来るでしょう。
被災地支援、では無く、現地学習と利己的に捉えて活動しても、現地の方には何ら不謹慎には映らないでしょう。 要は力に成れば良いのです。
※ 最低でも、ボランティア保険への事前加入と、鉄板入り長靴の購入は義務付けましょう。
私は、県内の高校生が修学旅行とは別に、週をずらしながら継続的に体験学習ボランティアに行くべきと考えます。
被災地は少しずつですが、どんどん片付いて来ています。 今年行かないでいつ行くのか?来年では今の絶望的な風景は体験出来ません。 不謹慎な表現ですが、今が行き時 「旬」の学習現場です。
中学生には解釈がキツい現場ですが、高校生や大学生には是非見て頂きたいです。

地元雇用の創出 …これの解は難しい、、、、  私には解りません。
静岡県が必要として、被災地が作れるモノが有るのでしょうか?
一過性のモノとして、京都の寺院が大文字焼き用の薪を陸前高田で作っている例がありますが、年間を通しての需要はどうでしょう?
静岡県と東北の両者が喜ぶ事業…  企画力が問われます。

グダグダと書きましたが、結局、私なりの提言は出せませんでした。 済みません。
政治家、行政実務者、それぞれの経験から出る案に期待します。
善い日本を再建しましょう。  宜しく御願いします。
Posted by 平山 真 at 2011年06月15日 00:13
大岡様

 お久しぶりです。またまた辛口ですが、(以前私のコメントに『内輪もめはやめましょう。敵に付け込まれます。』とわけのわからないコメントされた方がいましたが、私は敵では無く、あくまでも議論したいだけです。)遅まきながら、平山真様のコメントを今日読みコメントします。

 平山さんの言われることの大筋は賛同します。

 が、今日、1か月以上たった今日現在、大岡様から返信コメントが無いのは合点がいきません。

 以前こういうブログで議論するのはふさわしくないし、誤解を招きやすいから議論しないと大岡様はおっしゃってましたが、言いっぱなしはさらによくないと私は考えます。(多くの政治家は言いっぱなしですね。)

 何かコメントを一言でも良いですから、例えば貴方のご意見について考えてみますとか、そういうコメントがあれば、コメントされる方も増えてきますよ。

 相変わらずお節介な小杉直弘でした。平山さまと私への大岡様の正直なコメントを首を長くしてお待ちしております。
Posted by 小杉直弘 at 2011年07月25日 10:29
小杉様
コメント、有り難う御座居ます。
ブログ主以外の方からコメントして頂けると、何だか話が盛り上がりそうな感じがしてワクワクします。
 m)_ _)m

ま、返信コメントは無くてもちょいちょいと記事は更新されているので、大岡殿にも私の意見は御覧頂けて居るのかな~と、勝手に納得している次第です。
其の上で、コメントが無くても気にしな~い、と言うか、ま~政治家ブログはそんなもんかな?位に考えて居ります。

さてここで、大岡殿だけでは無く、政治化全体の、いや社会全体に感じる違和感を指摘したいと思います。
例えとして大岡殿のこのブログを引き合いにしますが、個人攻撃ではありませんので、御理解願います。
社会全体に蔓延するムードに違和感を感じるのです。

皆、何故、「思います」で話を〆るのでしょうか?

7/24 舘山寺の花火 「~観光振興につながる発言をしたいと思っています。」
7/24 次世代の産業 「~変化を恐れず努力したいと思います。」
7/16 石巻に炊き出し 「~努力を重ねたいと思います。」
6/20 国政の貧困化 「~しっかりとした審議を皆様にお伝えしてゆきたいと思います。」
何故、「発言をします」 「努力します」 「努力を重ねます」 「お伝えしてゆきます」 と言えないのでしょうか?

職場の後輩からも「~したいと思う」との言い回しが多く聞こえるので、其の都度、「言い切れ!」と指導しています。
出来なかったらどうしよう… と思っているのならば、出来ない時は素直に「謝れ」、そして「解決策を提示」して、再度、「頑張る」と言い切れ! と説いています。
そうすれば、最初の時点よりも失敗した上での更に良い結果が得られるからです。

最近の国会中継やTVでの政治家の発言は、「思い」ばかりを述べている様に聞こえます。
何故、言い切らないのですか?
予算や根拠が必要な案件ならともかく、政治姿勢や心掛けでさえ「思い」で逃げている様に感じます。

理由は思い当たります。 失敗した時に揚げ足を取るマスコミと国民です。
出来なかった時は、一言叱ってから解決策を模索すればイィのに、ぐじぐじぐじぐじ…と失敗を責め立てる世論 (と言うか、世論を誘導したがるマスコミ)
コレでは皆、保身の為に「思い」で逃げ道を確保したがるのも分かります。

何故叩くのか? 間違った思想は叩くべきですが、大いなる決意を抱いた政治家の行動は、多少の失敗ならば問題点を厳しく指摘して成功へと導くべきです。
そして発言者は、失脚を恐れて「思い」を語るより、成功を目指して「決意」を発言すべきです。

最近、世の中の何もかもが逃げ道を準備しつつの動きに見えてイライラします。

大岡殿、是非とも自らの行動・決意を「断言」して、明日の日本を建て直すべく頑張って下さい。

私も5・6・7月と陸前高田へボランティアに行って来ました。
震災から4ヶ月経ったのに全然です。
未だ未だ、日本は底力を出さなければいけない状況です。

政治家の皆様には、熱く期待して居ります。
宜しく御願いします。
Posted by 平山 真 at 2011年07月26日 23:35
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