事業仕分け

事業仕分け

今日は朝から文芸大に行き、事業仕分けの現場を見て来ました。

本では読んでいたのですが、やはり現場をみると、臨場感が全く違いますね。厳しい質問がどんどん出てきて、担当者はたじたじになる場面もありました。

例えば、「敬老祝い金」。現在は77歳で10000円、88歳で30000円、99歳で50000円を配っています。これらだけで毎年2億円近い税金が投入されているのですが・・・「この事業は市民の敬老意識を涵養すると書いてありますが、行政が税金の中からお金を配って、どうやって市民の間に敬老意識が養われるんですか?」「99歳の人が50000円もらって、自分の意識で、自分のために何かを買って、生活を多少でも豊かにする、ということができるんですか?子どもや孫に別に流用されているケースが多いのではないですか?」

全くそのとおりです。一方で、高齢者を敬う、先輩方を大切にする、そうした思いを市民の中に涵養して行く事は本当に大事なことですから、むしろこの事業は、われわれ若者を啓発するものであったり、世代間の交流を促すものであったりするほうが良いのかもしれません。

しかし、3会場を見て回ると、いかに予算を作るときに本質的な議論ができていないか、代替案の検討ができていないかと言うことが分かりますね。まあ、県も同じだと思いますし、さらには議会の予算審議とはなんなのだろうかという疑問に行きつきます。

今回は大変勉強になりましたので、これから県での仕事にしっかりと活かしてゆきたいと思います。


この記事へのコメント
無駄な事業といえば、静岡県環境衛生科学研究所と静岡県立大学環境科学研究所は両者とも同じ方向性の研究をしている試験研究機関であるので、統合をした方が良いと思います。
Posted by ds at 2008年06月22日 01:59
なるほど!
大変興味深いご意見ありがとうございます。

ただ、一応県と県立大学は別法人で、方向性は同じでも学術系と行政系では多少違う可能性がありますので、少し調査させてください。

とはいえ、いまだになかなか進まない、産学連携や、産学官連携という視点で考えれば、予算の効率化の可能性は十分にありますね。

dsさんのおっしゃるような目線で県政をしっかり見なおしてゆきたいと思います。

ご意見ありがとうございました。またよろしくお願いします。
Posted by 大岡 敏孝 at 2008年06月24日 01:09
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    コメント(2)