今日はひさしぶりにべんがら横丁へ行きました。
「がらがら横丁」になっているといううわさでしたが・・・今日は結構人がいましたね。
写真は今日行った店。本格的な九州のとんこつラーメンを食べさせてくれます。
で・・・店を構えている方々にはがんばってもらいたいと思っていますが・・・「べんがら横丁をつくる」ということは、
政策としては「ダメダメ」だと思っています。私なら、こういうことはしませんね。
というのも、もともとここは「新川駐車場」でした。赤字だらけの市営駐車場の中で唯一の優等生といってもいいほど、すごく利益の出る駐車場でした。
年間の利益がだいたい「1億円」!つまり、利用者にとってはそれだけ使いやすかったということですし、行政の側から見れば本当に貴重な財源だったわけです。
それをなんと・・・
ある地元企業に年間800万円で貸し出しました。ちょっと安すぎます。あの一等地で、月坪1150円です。そんな値段でいいなら、私だって10坪くらい借りたいですよ。これで、市は収入を9000万円失ったわけです。同時に市民にとっては、便利な駐車場がなくなったわけです。
それだけではありません。これまで市の中心街でラーメン屋さんをやってきた人から見たらどうか?これまでまじめに税金を納めてきたのに、市が率先して駐車場をつぶして安く土地を提供しラーメン店を誘致した。商売上がったりです。他の外食業者にとっても、非常に不公平感があるでしょう。
民間企業にとって競争は当たり前ですし、大人げないと思ってしまいますから、みなさん表立っては批判しないでしょうが、本来は政治がそういう配慮をすべきものです。民間同士の競争は促すが、役所が税金を使って、あるいは今回のように本来得られる収入を失ってまで、こうして行動に出るのはおかしいと思っています。
だから、お役所には「経営の発想」が必要だといい続けています。各職員は、こうした感覚を持っている人も多くいます。しかしながら、市長が持っていないので、組織になるととたんに経営の発想、民間の発想が無くなってしまう。
問題ですね。
ちなみに、明日は行革審の最終日です。やっと市長も出席することになって、民間出身の委員との議論が楽しみです。
明日の午後6時から、文化芸術大学のホールで。私ももちろん出席します。事前手続き不要なので、興味がある方はぜひどうぞ。