これなんだ?

これなんだ?
これなんだと思います?

繊維なんですが、ご覧のとおり、しなやかなのに(下のほうは糸のように柔らかく丸まっている)、コシがある(上のほうは、ピンと立っています)。

これ、カーボンファイバーです。

何に使うのかというと、湖や沼の浄化

三ケ日の方々でこれを浜名湖(の猪鼻湖)に沈めて、くさくて汚い浜名湖を元のきれいな状態に戻そうという、すごく夢のある大作戦です。

浜松の佐鳴湖はそれ以上にひどい状態ですが・・・残念ながら効果的な手は打てていません。

かつて40億円ほど税金を使って「浚渫(しゅんせつ。湖底のヘドロを掘り出すこと。)」をしたのですが、まったく効果がないどころか、ほじくり返したことでかえって状態を悪くしてしまったことがあります。

今日群馬から三ケ日高校にお見えになった小島先生によると、「安易な発想。どうせどこかのコンサルが入れ知恵して、それを鵜呑みにしたのでは?ほじくり返せば、生き物は死ぬし、ヘドロが拡散するだけで浄化はしない。むしろ生き物が住みにくくなり、悪化する可能性があるのは明らか。」とのこと。40億もの税金を使った大事業を一刀両断にされました。

これで浜名湖がよみがえるといいですね。群馬や関東地区では多くの実績が出ているとの事。今日の勉強会は、いろんな意味でためになりました。

今日お誘いをいただいた夏目さんには感謝です。
帰りに、お土産としていくつかカーボンファイバーをもらってきました。

水槽などでも効果がわかるようなので、さっそく幼稚園の水槽で実験させてもらおうかな?


この記事へのコメント
佐鳴湖の浄化については、地形的には潮の干満を利用して、水の流れる量をもっと増やすことで自然にきれいになるのではということを考えている方もいます。自然の力の利用で自然をきれいにするのもいいですよね。浜松が市民と企業にとって、安心・安全・快適な街になるよう、大岡さんも夏目さんも頑張ってください。
Posted by 秋山雅弘 at 2006年04月18日 04:36
秋山さん、さっそくメッセージありがとうございます。

私も聞いたことがあります。水は止まるとだめなようです。常に循環し、動かしていないとだめだとか。

それと街づくりの方法論については、おっしゃるとおりですね。これは単に行政任せにすればいいことではないと思います。

市民や企業も大いに参加して議論して、より良い街をみんなで目指して行ければと思います。
Posted by 大岡敏孝 at 2006年04月18日 23:02
事業を行うことにいつも思うのですが、必ず東京のコンサルタント会社一任お任せで税金をたくさん投じて最後にやっぱりだめでした。というのが浜松の行政のやりかたでと感じます。冬の蛍は田舎作りでセンスがないということで市民を排除し、ベンガラ横丁は他で成功したことのコピーだし、よさこいも出ている団体は全国を回っている人たちで他のイベントでも見たことがあることたちが出ていたりとすべてにおいて創造性がありません。
(補足として、冬の蛍のときにアクトでのコンサートを行いこちらの動員数もカウントしています。)
泥臭くても初めて浜松の駅を降りた人が「すごい浜松だ!!」という感じのする街にしたいですね。
佐鳴湖浄化や他の事業についても市民の知恵と協力そして今まで培ってきた技術があり時間をかけじっくり取り組めば必ず成功すると信じています。今までのようにお金さえ出して一時の成功よりも時間をかけてみんなが「良かったね」といってもらえる努力をすべきです。市民は声をかけてもら得ることを待っているしアプローチもしています。
Posted by 中島 あけみ at 2006年04月23日 12:57
子(こ)は親(おや)を映(うつ)す鏡(かがみ)
佐鳴湖は浜松市民を映す鏡
Posted by 名無しごんべ at 2007年02月27日 11:13
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