災害には、よそ者が強い

災害には、よそ者が強い

今日の夜はJCの例会でした。
講師は下村さんという、元神戸JCの理事長で、兵庫県大水害のときにJCを率いて災害救助の陣頭に立った方です。

神戸と言えば、大地震で10兆円にもおよぶ被害を出した場所です。あの災害がきっかけで各地で防災対策が採られましたが、その9年後に起こった新潟地震では、やはり前回同様に大きな混乱が起こってしまいました。

結局、行政も含めて、地元の力だけではなんともならないのです。

これは、当たり前のことです。公務員とはいえ、自分の子どもや妻が死んだ、親戚が病院に運ばれた・・・そんな状況で仕事ができるはずありません。

さらに、1週間もすると、日本中から有り余るほどの物資が運ばれてきます。場所を手配して、分類して、表を作って、管理する体制を組んで、それを振り出す仕組みと残数を管理する仕組みを作って・・・なんてやっていたら、体がいくつあっても足りません。

そこで強かったのは自衛隊や、あらかじめ組織化された外部からのボランティアです。彼らは家族が遠くの安全な場所にいるので、不安なく仕事に打ち込めます。結局外部の支援者をどう生かすのか、どう仕事の配分をし、誰をリーダーにするのかということが、災害復興の鍵になります。

一昨年の新潟では、私は小千谷と川口を担当していましたので直接知らないのですが、長岡ではJCの方々がチーム力を発揮していたと聞きました。私も別のボランティアチームの一員となって、静岡組の責任者として仕事をさせていただきましたが、多くの方々の喜んでもらった顔をエネルギーにがんばったものです。

人間は支えあう機能を持っています。こういうときは、その力を遠慮なく、余すことなく、活用する仕組みを検討しておくべきです。


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