建設委員会

今日は建設委員会として、県内のいろんな懸案事項の現場調査をしました。

最初は、田子の浦港。ここは現在水深12メートルの岸壁を整備するために、港内を掘って深くしているのですが、
港のそこにたまっているヘドロの中から基準値以上のダイオキシンが出ていると言うこと。

ダイオキシンは陸上だと1000ピコグラム、水中だと魚にたまったりするため厳しくなっていて150ピコグラムと言うのが基準値なんですが、なんと一部エリアでは最大2000ピコグラムのダイオキシンが出たとか。

まあこれは実際どこの港でもあるんでしょうが、たまたま掘らないといけない田子の浦で表面化してしまったと言うのが実際のようです。千葉港なども出ているようですが、特に対策をしていないようで、それからするとまじめに対策している静岡の方がよっぽど誠実と言うことでしょうか。

確かに考えて見れば、田子の浦に注いでいる川を見ても・・・日本の他の工業港の方がよっぽど汚そうですし。いちおう県ではこれを陸上に上げ、泥をえり分けて、それにセメントを混ぜて固化し、遮水シートをひいたうえで近所の公園を造成する場所の地中のかさ上げに使うと言うことですが・・・いろいろ反対も出ているようです。

確かにダイオキシンと聞けば反対する気持ちも分かりますが、ここまでしっかりやれていればおそらく人体あるいは海中の生物に問題を起こすことはなさそうです。それよりも、富士地域は、噴火に伴う噴出物の方によっぽど多くあると思われますし。もちろん身近なところでは、タバコだとか、禁止されている野焼きだとか、そう考えると包括的に対策しなければならない問題と言うことになりますね。

建設委員会

それにしても、この地域の富士山はきれいです。やはり富士山は遠くから見るに限りますね。特に田子の浦は歌にも詠まれていますので、本当に美しい姿です。ちょっと煙突がじゃまですが。ちなみに写真を撮っている人は、われらが大石委員長さんです。

その後伊豆の道路が崩落した場所に行って、復旧状態を見て来ました。最近は仮設橋といっても、簡単で、しかも頑丈に作れるもんですね。ずっとこのまま仮設橋でもいいのではないかと思うくらいでしたが、リースである事からも、早急に2車線に復旧するようです。夏の行楽シーズンまでには完了するようです。

それから三島にいきました。これまた市民から大変厳しくお叱りを頂いている問題がありまして・・・源兵衛川と言うところに行きました。

何かと言うと、このあたりは現在電線の地中化工事をやっているのですが・・・それを請け負った業者が、県の指示とは違う工法で工事を進めたところ・・・あやまってセメントを川に流してしまったと。その量が0.1立方メートル。1m×1m×10センチですから、結構な量です。

で、この源兵衛川と言うのが、大変きれいな清流で、普段からNPOの方々や地元の方々が大切にしてこられた川でした。そこには清流にしかいない絶滅危惧種の「ホトケドジョウ」などがいるのですが、セメントが流れたせいで、文字通り数十匹のドジョウがホトケサマになっちゃったようです。

そりゃ、地元の人やNPOは怒りますよね。業者と県で一生懸命川をさらったようですが、死んでしまったドジョウは戻らないし。

ここでひとつ問題なのは、どういうペナルティを課すかということです。加害者はわかりますが、被害者は誰なのかと。またそのペナルティの根拠はどうするのかと。指名停止などにするのが適切なのかどうなのか。まだそんな議論にはなっていませんが、考えておかなければならないことです。

建設委員会

それとあわせて少し気になったのが、このセメント問題も大事なんですが、少し上流に行って見ると、生活雑排水がながされているんですね。下水道は整備されていても、それにつないでいないと言うことです。セメントは一時的なことですが、これは毎日の事ですから、こちらの対策をどうするのでしょうか?

実は私が関心を持って対策を進めている佐鳴湖も、生活雑排水が流れ込んでいます。上流の下水道整備率は90%、接続率が90%ですから、81%は下水化されているのですが、残りの2割弱は浄化槽です。合併浄化槽ならいいのですが、単独浄化槽の場合、うんちとおしっこ以外は垂れ流しと言うことになります。これが佐鳴湖を汚している原因のひとつです。

一方で、下水の普及は川の水を減らしました。それが川の浄化力を低下させているのも事実です。

また、お金の面から見ると、浜松でも、県内の他地域でも、下水道計画をどうするかが財政健全化の鍵になっていると言う側面もあります。非効率になる地域は下水道をやめて、合併浄化槽か集落排水で対応するべきだと、私も考えています。

現場視察に行くと、そのテーマはもちろん、少し足を伸ばしていろいろ見たり考えたりする事も、非常に勉強になりますね。

建設委員会にいると、県内の広さ、そして地域ごとにいろんな課題を持っている事を強く感じます。あわせて、浜松地域に当てはめて考える事もできるので、非常に視野が広がりますね。

「現場主義」は私のモットーでもありますので、地に足の付いた議員活動に、これからも努めてゆきたいと思います。


この記事へのコメント
★久しぶりにコメントします。秋山です。
今デトロイトに来ています。昨日はスーパーボール、今日はスーパーチューズディです。色々刺激をもらっています。

大岡さんも色々動きますね。現場主義・・大賛成です。

★科学的視点を常に・・持っていただければと思います。

> ここまでしっかりやれていればおそらく人体あるいは海中の生物に問題を起こすことはなさそう・・

といわれているのですが、あまりしっかりとも思えないし、問題ないとも思えません。ダイオキシンについては諸説あり、日本の中の大家の発言など10人分くらいを調査してみてはいかがでしょうか。

議員には秘書または研究機関が欲しいですよね。少なくとも食品、空気汚染と病気の関係、環境ホルモンなどの研究者の中で、楽観主義的な方と悲観主義的な方の意見をならべて、1500ピコの意味を教えていただけると、安心できそうです。

★人口集積度が大事かも・・
下水の問題についても、科学的な視点としては、県内の人口集積度と上水道、下水道の現状と計画を評価していただけると安心です。

今話題の道路とガソリン税の問題についても、政治家はみんな「真に必要な道路」という言葉を安易に言います。言いくるめようとしているかのようです。真に必要な道路を、交通量、渋滞率、緊急車両の通行の可能性という数字で表すという発想が欲しい・・と切に願っています。

理系マインドの大岡さんに期待しています。ではでは。
Posted by 秋山雅弘 at 2008年02月05日 17:39
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