今日は伊藤元重さんのお話を伺いました。
伊藤さんはご存知のとおり静岡県出身で、静高→東大経済学部と進んで、今は東大経済学部長です。
私は以前からこの方には関心を持っていたので、今回静銀主催のフォーラムに参加して来ました。
いろんな話をされたのですが、どれも難しい課題を私たちにも大変分かりやすく説明してくださり、非常に好感触でした。
政治的な話はされなかったのですが、多少関連があるとすれば、空港の話ですね。
2009年に静岡空港が開港しますが、その翌年に羽田の第4滑走路ができます。ここは24時間稼動する滑走路になることは皆さんご存知だと思いますが・・・このことを意外と重く評価されていました。
当然静岡空港にも影響しますし、さらにはセントレアにも大きく影響するんでしょうね。セントレアは、周辺を考えると24時間稼動ができる環境ではありますが、まだ2本目も確定していませんし、24時間化も確定してませんので。
24時間化と言えば、環境問題等でコンビニの24時間営業が問題視されていますね。この部分に関しては、私は同意見です。労働条件、つまり人間の生活サイクルを考えても、便利すぎるのもその裏側が問題ですし。
ただ、物流や工場の稼動などだけを見れば・・・24時間の方が環境にやさしいのは事実です。夜間電力を上手に使ってもらって、さらに物流を夜間の鉄道利用にシフトしてもらえれば、日本全体では相当効果が出るでしょうね。でもそれには当然、それらの仕事に従事していただく人材も必要ですが。
いろいろ考え始めると、「国民の目線」とか「生活が第一」とか各政党が言っていますが、それぞれの党が描く具体的なビジョンがなかなか見えてこないのが残念ですね。
「具体的な」政策論議を期待します。