議会改革シンポジウム

議会改革シンポジウム

凧のお祭りが近くなってきて、にぎやかになってきましたね。
そんな中、いつの間にか誕生日を迎え、36歳になりました。
私の同級生も、企業などではまさに中核の人材として働いています。私も負けないように、議会改革や政策の議論を引っ張ってゆけるようにがんばりたいと思っています。

さて、先日三重県で行われた議会改革のシンポジウムに行ってきました。

改革派知事の筆頭と言われた片山善博さんがお見えになり、基調講演とパネルディスカッションをされました。

今でもいろんなところで言われている道路特定財源についても
「皆さん、国からの指示に従って、暫定税率が継続する事を前提に予算を組んだのではないですか?そんなの、議会は何も仕事をしていないということです。そもそも、法律に従えば、暫定税率は切れる事になっている。それを今国会で延長する法案を出していた。延長できる可能性が100%ではないのに、なぜそれを前提に予算を組むのか。なぜそれはおかしいと言う意見が議会で出てこないのか。法律よりも、暫定税率を維持しますと言う官僚の言葉、何の権限もないのに吐いている言葉を信用するのですか?議会は一体何をしているんだと批判されても反論できませんよ。」と言う趣旨の発言をされました。

おっしゃるとおりです。私も恥ずかしく思いました。

私自身、暫定税率、というか、ガソリン税の価格は現行でも良いと思っていますが、道路特定財源、つまり、いま指摘されているような無駄遣いを今後も続けられるような、道路特別会計などはつぶしてしまうべきだと思っています。特に無駄な高速道路については全面的に見直し・縮小して、地域の生活道路を中心にしたものに改革するべきだと思っています。

というわけで、特定財源を守るためにがんばろう!という集会には出席しませんでしたが、片山さんのおっしゃるような論陣をはり、県当局にブレーキをかけるほどの活動はできませんでした。

他にも遅れている議会の例としていろんな事が言われましたが・・・なにやら静岡県議会の悪口を言われているようで・・・恥ずかしい思いをしました。

県議会の議員さん一人ひとりとお話すると、皆さんいろんな面で問題を指摘され、改革意欲は旺盛なのですが、どういうわけか組織になってしまうとそういう動きができにくくなるんですね。一体これは何なのでしょうか?

官僚組織も同じです。一人ひとりの官僚の方とお話すると、非常に優秀で国や地域に熱い思いをお持ちなのに・・・なぜか組織になると、組織をまもること、さらには利権を守る事に汲々としてしまう。これは・・・何なのだろうかと思います。

こうしたものを突き破る勇気が、改革をするためには必要なのだと感じました。


この記事へのコメント
秋山です。

片山善博さんってすごいですね。改革派知事といわれている浅野史郎さんと北川正恭さんについては口は上手いが、中身がない・・と思っていました。
片山さんの道路財源についてのご意見については、全くその通りで、私もずっとそう思っていました。

結構マスコミでは民主党の政策に対して、堂々と批判せず、政局を作っているという批判を垂れ流し、それを信じている方々が多いと思います。

今の日本の道路の面積あたりの長さを知っていれば、道路特定財源は一般財源化するべき・・という話しにも、暫定を34年も続けるのは議会が今まで機能していなかったためで、やっと参院で野党が多数を取ったこの時期に一気に正しい方法、論理的な法律に戻そう・・という当たり前の政策です。

非の打ち所のない政策なので、「政局云々」という批判以外できないのが、現在の政府与党だと思っています。

少し過激ですが、間違っているでしょうか。
Posted by 秋山雅弘 at 2008年04月21日 20:00
秋山です。

★明日は山口2区の補選ですね。
大岡さんは山口は地縁はあるのでしょうか。私自身は全くないのですが、すごく心配しています。

★年金、後期高齢者保健、ガソリン税・・
3点セットで、自民党与党での国政は破綻しているのですが、山口県民がどんな選挙行動を起こすのでしょうか。地域のことだけを考え、利権を持ってきてくれそうな国土交通省出身の自民を選ぶのか、自分自身の現職議員としての職を投げうって出馬した、熱き思いの民主候補を選ぶのか。

★遠い地の選挙なので、何も出来ないので・・
少し、場を借りてボヤキを入れさせてもらいました。ゴメンナサイ。

ではでは。
Posted by 秋山雅弘 at 2008年04月26日 02:03
いつもありがとうございます。

私も今かえって来まして・・・さっそくパソコンを立ち上げました。

やはり民主党が当選しましたね。

私は個人的には平岡さんとは考え方が全く違うと思っておりますが、いずれにしても、今の政府のどたばたを国民が全く評価しなかったと言うことでしょうね。

これがガソリン税の論議にどう影響するのでしょうか?

一方で、国会はガソリンの値段だけを決めるのではなく、もっと大事な事を議論して欲しいものです。
Posted by 大岡 敏孝 at 2008年04月27日 23:16
★実はガソリンの値段の件は、素晴らしい大事な政策だったと思います。
というのはこれ以外に昨年の8月のサブプライムローン破綻以降政府は経済施策を打っていないんです。確かに日本の銀行の損失は海外に比べれば微々たる物ですが、少なくともブッシュもFRB長官も10兆円以上のお金を対策に宛てました。

★小沢さんが妥協しなかったので・・
一時的ですが、減税が実施されました。これが継続すれば、日本にとって、特に一人当たりのガソリン消費の多い地方の住民にとって、素晴らしい支援です。道を作らなくても当面問題はありません。手元のお金が増えるのはすごいことですよね。

★面積あたりの、道路長さは世界で一番の日本です。
狭い日本にもうこれ以上道路は要らない・・とまではいえませんが、吟味に吟味を重ねて、年間1兆円程度の道路と道路維持と道路借金返済で十分だと思います。そうすれば、工夫して、もっと安く道を造れる様になりますしね。

ではでは。
Posted by 秋山雅弘 at 2008年04月28日 01:55
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