いじめ問題と国防

いじめ問題と国防

エアフェスタ、すごかったですね。

写真つきブログだと、飛行機が飛んでいる写真を撮りたいんですが・・・携帯ではうまく撮れません。
ということで、毎回出席している懇親会の風景を。

今年は米軍機も来たとか。私は見られなかったんですが、F/A-18(ホーネット)が飛んだみたいですね。これ、ご存知の通り、艦載機です。艦載機といえば、F-14(トムキャット)。トップガンで一躍誰もが知るようになった羽根が動く名機です。これは先日、アメリカ海軍から全機が引退したとか。

私は機械モノが好きなので、調べだすと面白くて寝るのを忘れてしまうんですが・・・。

それはさておき、国防の話になるといつも出るのが「そんなの世界中から武器を無くせば、国防なんて要らない。死ぬ人も出ないし、ムダ使いもなくなる」という話ですね。それはその通り。

私も世界中から戦争や武器が無くなることは政治が追い求め続けるべき理想だと思っています。

ただ、それがすぐに実現するかどうかは別の話。実際おとなりの中国は、どこに攻め込むつもりなのか、軍事費は毎年膨張しています。そういったことを念頭に、わが国をどう守るかは常に議論を重ねなければなりません。

平和を求めるのも政治の理想、同時に何があっても国家、国民を守りきる準備を進めるのも政治の責任ですね。

とまあこんなことを書いていて、似ているなあと思うのがいじめの問題。

「いじめをするやつを無くせば、いじめ問題や自殺はなくなる。」それはそのとおりです。

じゃあどうやっていじめをするやつを無くすのか。学校側でいじめをした生徒、いじめをしそうな生徒をどんどん逮捕して特別な学校に入れる?それ、いいですね。でも時間がかかりそうです。

いじめなんて猿の世界にもあるし、おそらくカエサルの時代にも三国志の時代にも江戸の天下泰平の時代にもあったんですね。だんだん陰湿になっているとかの性質の違いはあれ、これは未来永劫変わらない気がします。

やはりそれに対して、子どもを守るのは、第一には親の責任。子どもを育てる過程においてしっかりと子どもを見てあげて、心も体も強い子どもにすることが第一です。

でも運悪くいじめにあってしまった場合、しっかりと話を聞いてやる、場合によっては親が相手の家に行って話しをする、学校にも問題提起するなど、子どもから見て「お父さん、お母さんが自分のことで必死になってがんばっている」ことを見せることではないでしょうか?

いじめは「あるもの」だと思って、そうなっても子どもをしっかり守ってあげる心構え、そしていじめにあわない、いじめにめげない子どもを育てる、これこそ「親」の証明だと思っています。

小中学校や高校なんて、心も体も成長する時期ですからいろいろ不安定なんですよね。いじめるやつが急にいじめられっこになったり。因果応報ですね。そういうものも、循環してるんです。

とにかく、信頼ある「親子関係」をしっかりサポートできる体制を、政治は作ってゆきたいと思っています。いじめたほうが損をする、ということをわからせる徹底した厳しい対応も必要だと思っています。

そう考えると、国防の議論と、いじめの議論は似ていますね。

ちなみに私、明日11月3日(金)の午後7時から、福祉交流センターで「ストップ・ザ・いじめ」フォーラムに出席します。自分なりの考えをお伝えするつもりですが、以上のようなことを言ったら、浮きまくったりして・・・ちょっと心配ですが、自分らしくやろうと思います。

時間がある方は是非お見えください。楽しみにしています。


この記事へのコメント
★いじめと国防
かなり異なる話題だと思うのですが、何処が似ているのでしょうか。論理的にあ良くわかりませんでした。・・って。こんな変な質問もいじめですかね。
ついつい疑問に思うと口に出してすっきりしたい性格なので・・。ではでは。
Posted by 秋山雅弘 at 2006年11月02日 16:40
はじめまして。静岡いじめを考える会の服部と申します。

>でも運悪くいじめにあってしまった場合

>いじめは「あるもの」だと思って、そうなっても子どもをしっかり守ってあげる心構え、そしていじめにあわない、いじめにめげない子どもを育てる、これこそ「親」の証明だと思っています。

小中学校や高校なんて、心も体も成長する時期ですからいろいろ不安定なんですよね。いじめるやつが急にいじめられっこになったり。因果応報ですね。そういうものも、循環してるんです。

この2点について、疑問というかいじめについて。よくわかっていらしゃらないと感じました。
当会で企画しました講演会の記録です。

http://www7a.biglobe.ne.jp/~kangaeru/hujikouen.html

是非、読んでいただきたいと思いました。
ご覧になったあと、ご感想を聞かせてください。
Posted by 静岡いじめを考える会 at 2006年11月02日 18:42
いろいろご意見ありがとうございます。

よいHPのご紹介もありがとうございました。早速印刷して読みたいと思います。

職業柄、こうした問題の相談を受けることは時々あります。ただ、私もケーススタディが不足していると自覚しています。いろんな資料を見ているのですが、まさにケースがそれぞれ違うし、対応もオーダーメイドにする必要があるので、むずかしいですね。

私自身は、ほんの一時期いじめというか、無視されたり仲間はずれにされた経験があります。ほんの一瞬だけ、みんなに囲まれて、あいつはいろいろ偉そうだから、痛めつけてやれってことで、集団で暴行されたことがある程度です。すぐに無くなりましたので、おそらく循環しているなかの一時期だったんでしょうね。ですから、自分自身の体験としては、リアルなものはありません。

私自身も相談を受けた時にはしっかりと状況をお聞きして、自分なりにベストだと思う方法をお手伝いするようにしていますが、その時思うことは、教師の資質に疑問がある場合、校長の資質に疑問がある場合は多いですね。

教育は人に頼る部分が多いので、特に教師の資質を問い続けることは必要だと思っています。

同時に、PTAや教育委員会、それから私たちのような政治の役目も大きいです。こうしたものが機能していないケースも相当あると思います。

いずれにしても、被害者は子どもですから、その両親の姿勢が何より大事だとしても、私達もしっかり支えてあげる仕組みを作らなければなりませんね。子どものセーフティネットをしっかりと作る必要があると思っています。

またいろいろ教えてください。よろしくお願いします。
Posted by 大岡敏孝 at 2006年11月03日 00:43
いつもありがとうございます。

秋山さん、いつもコメントありがとうございます。
「戦争も、いじめも、この世からなくなることが理想でそれに向けて努力をするべきだが、同時に現実の対応としては無くならないことを前提に「守り」を考えなければならない」ということで、同じようなものかと。

それと、HP印刷して全部読みました。
大変参考になりました。
やはり・・・いじめについては、まずよく見て、その兆候を見逃さないことが一番大事ですね。そういう意味で、最初に気づくのは両親だと思います。次に先生でしょうか?同時に、子どものSOSを受け止める仕組み(これは行政レベルで24時間対応で)を作れば、「見つける」昨日は高められると思いました。

それからは、個別の事情に即した対応、カウンセリングですね。
親に問題があったり、先生の問題だったり、いじめる側にいろんな意味で以異常があったり(この場合が多いと思いますが)、あるいは本人の心がけで何とかなるケースだったり(それを今回のフォーラムでご紹介いただきました)・・・それはまちまちだと思います。

それを的確に見抜いて対応する、場合によっては政治・行政レベルで対応するということが大事ですね。

一方で、大人の世界は子どもの世界よりもずっと厳しいことも予想されます。そういう社会の中でどう生きてゆくのかも教えてあげなければなりませんね。

難しい問題ですが、これは重要なテーマとしてこれからも取り組んでゆきたいと思います。
Posted by 大岡敏孝 at 2006年11月04日 23:45
★いじめと戦争の関係
大岡さんの説明で完全に納得しました。言葉って難しいですね。書いているとき、話しているときは色々な関係を頭の中で整理しているので、本人は完璧にわかっているわけです。

聞く方は判ることもあれば解らないこともある。これから自分も気をつけよう。

★いじめと「卑怯」
国家の品格の藤原さんが、テレビで「いじめは卑怯だ」ということを子供に理解させるべきだとおっしゃっていました。

強いものが弱いものをいじめることって確かに昔からありますよね。いじめるというより「少しからかう」ってところでしょうか。先輩後輩の関係ですよね。多分それから「なにくそっ!」と頑張って強くなっていくんだと思います。ただし、その限度を強いものが理解していないで、際限なく追い詰めていくとしたらそれは「卑怯者=弱いものいじめ」とまわりから注意されます。

素手の相手に圧倒的な武器で喧嘩をしかけることも「卑怯」です。国際政治はこの情況ですね。

もちろん大勢で一人を取り囲んで攻撃するのも「卑怯」です。

そんな時、勇気がなくて、止めに入れない自分がいたら、それも「卑怯」です。

子供達が映画や小説や漫画を読んで、「卑怯者にはなりたくない」と思ってもらうことができればいいのですが・・。
Posted by 秋山雅弘 at 2006年11月20日 11:36
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