今日も寝そうになりましたが・・・復活してきました。
子どもを寝かせようとすると、つい自分も寝てしまうんです・・・鍛え方が足りませんね。反省です。
さて、今日は午前中から市役所での「公会計制度の研究会」に出席していました。
これは、「行革審(鈴木会長の超重量級行政改革断行審議会(^.^))」の答申を受け、「市役所の会計を単式簿記から複式簿記に」改革をするための検討組織です。
すぐにこうしたものを立ち上げた点、担当者はさぞかし大変だったでしょうが、高く評価したいと思います。「やればできるじゃない!その調子で!」と思った人も多かったのでは?
内容は、まだまだつめる段階に入っていません。座長の小西さんが面白くて、またうまく課題を共有しようとしてくださるので、飽きずに聞くことができました。
ただ、私より若い財政部長(旧自治省からの出向です)の平木さんと、民間での財務の専門家の委員の方の間で、だいぶ認識に開きがあるようでした。
平木さんの立場も良くわかるのですが、まだまだ民間の「管理会計」という視点をご理解いただけていない感じでしたね。議論がかみ合ってない点が見られました。
「複式と単式では、どちらが正しいのか」と言う議論だとかはナンセンスですね。
どちらも正しいんです。どう見るか、何を見たいかの違いだけなんです。
簡単に言うと、行政の単式簿記は、「キャッシュフロー計算書」なんですね。昔からの零細企業では、いまだにこの経理意識から抜け出せないところもあります。
それに対して、行革審も、私も求めているのは、「BS」「PL」を作ることです。それも、各事業ごとに。それができれば、CF計算書など、あとからでも、手計算でできる。ましてや今のコンピューターなら、自動的に仕分けして合算するので、同時に全部できる。
予算審議とは別に、これら管理会計に必要な指標を作り、同時に経営目標を立て、達成度合いを民主的にチェックする、それが公会計改革の当面の目的です。
私も、民間も含めて財務分析は好きなほうで、しかも議員をやっていたので行政の側の論理、民間の側の合理性、それぞれ理解しているつもりです。「ああ、議論に加わりたいなあ。」と思いましたが、落選者の歯ぎしりですね。勝たなければ・・・とも強く思いました。
この、公会計制度の議論は、また追々お知らせします。